営農型太陽光の補助金公募要領を読んでみた

こんばんは、Kane-Heyです。

営農型太陽光の補助金の続きです。公募要領をざっと読んでみました。
以下、個人的に引っ掛かった部分になります。

①農地一時転用の書類が必要

農業委員会に転用許可をもらうのに
1か月は見なければならないので、
営農型で申請する人の大半は2次募集と
なると思われ、2次募集は実施しないかも
ともあるので、まともに申請できないという矛盾が・・・。

②消費税のチェックリストが秀逸

チェックリストがYES/NOで答える形式で、
抜け漏れがなく間違いようがありません・・・。
ここまでやれば、交付金において消費税分が不適切な
還付となることを防げることでしょう・・・。

③電気の供給先が以下に限定される

(1)当該発電設備と同一敷地内の施設又は自営線供給が可能な施設
(2)農林漁業関連施設又は地方公共団体の施設

特に(2)については、但し書きがあり、
公共施設等の場合は系統に流せるが、
施設で使いきれずに余剰となった電力は
売電することができないとあり、
電力消費の小さい公共施設とメガソーラーを
組み合わせて余剰で稼ぐといったズルは出来ないようです。

ということで、
自分が申請できるものは無いな・・・
というのが感想です。

営農型の応募枠でリファレンスとなりそうな
モデルを正直想像できません。
どんなシーンを想定して
制度設計をしたのか例示があるといいのですが・・・。
以下の図はダメな例で、まったくイメージできません。

経済的不安定な農家の救済につながる制度と
期待していただけに
すっかり、トーンダウンです。