こんばんは、Kane-Heyです。
お茶を生産している同世代または若手の農家さんから、ソーラーシェアリングってどう?、と聞かれることがあります。
これまでの実績を伝えると、是非やってみたいという気持ちになってもらえるようなのですが、実際には、親にブロックされてしまうことが多いようです。
農家がソーラシェアリングを行う場合、融資には土地担保が基本になります。この時、農地の所有者が父親だったりすることが多く、親の説得に失敗し、次に進めないという感じです。
圃場を守る現役世代は、未来を見越してソーラーシェアリングに興味を持っているのですが、親世代は、あまり関心がなく、むしろ太陽光に対してネガティブに思っていたりします。
昨今、各種メディアが、賦課金やメガの住民反対など、太陽光に対してネガティブな情報を発信していることもあり、アレルギーを持ってしまっているように思います。
家族に理解させることは、銀行さんを説得するより困難を極めるということなのでしょう・・・。
Kane-Heyの所でも、当初、同じことが起こりました。
父:「おれの畑に何してくれるんじゃ!!!」と。
で、どうなったかというと、融資について農協さんと淡々と話をすすめ、行政にも農地の手続きをすすめ、後に引けない感じにして
「迷惑はかけない。これは親父の老後の安心にもつながることだから」と拝み倒しました。
ベタですが、子供が真剣に何かをしたいと言い出した時、親としては、やはり応援してやりたいと思うのが親心なのでしょう。
#父は他界してしまったので、私の勝手な想像です。
ソーラーシェアリングは、作物に対して万能ではないのでリスクはありますが、その実現には、やはり、周りを巻き込めるくらいの本人の強い意志が必要だということのように思います。